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平泉を中心に約100年もの間、栄華を極めた奥州藤原氏の誕生から滅亡までを、主人公を変えながら三部構成でつづった作品。

かつて『独眼竜政宗』で奥州の暴れん坊を演じた渡辺謙が 藤原氏の祖・藤原経清と四代・泰衡の二役を演じた。

【収録内容】 第三部 黄金楽土 ■DISC.1 第1回 『父と子』 嘉応2年(1170)、藤原清衡の孫 藤原秀衡は、舅の藤原基成と平泉を治めていた。

秀衡には二人の息子がいる。

武芸に優れた長男 国衡と基成の娘で正室 倫子の産んだ嫡男 泰衡である。

秀衡はおとなしい泰衡を跡取りと決めていたものの、内心では棟梁の器ではないと思っていた。

承安3年(1173)10月、基成のもとに源氏の御曹司を預かってほしいという文が届く。

秀衡は橘似に遮那王(源九郎)の器量を見極めさせるのだった。

第2回 『義経、平泉へ』 藤原泰衡は、叔父の藤原基顕を通じて高野山の西行に九郎を平泉に迎えることを相談。

西行は反対する。

京の五条大橋で、九郎は名高い悪僧 武蔵坊弁慶を打ち負かす。

橘似の文でこれを知った藤原秀衡は九郎を平泉に迎えることを決心する。

元服して源九郎義経名乗り、弁慶を従えて平泉に入った義経を、秀衡はすっかり気に入るが、泰衡は不安を覚えるのであった。

第3回 『愛のかたち』 藤原泰衡は、傍若無人に振る舞う義経が気に入らない。

泰衡の妹 薫子は泰衡に味方して義経に居心地の悪い思いをさせる。

そんなある日、義経は偶然出会った娘に一目ぼれずる。

泰衡はその娘が自分が見初めた亜古耶と知り、義経に取られまいと父 秀衡に亜古耶を嫁にしたいと申し出るのだった。

第4回 『泰衝の決意』 義経が平泉に入ってから三年の歳月が流れ、亜古耶は藤原泰衡の妻となっていた。

ある日、義経が病に倒れる。

薫子は今までの悪口を悔いて仏に念じるのだった。

そんな中、後白河法皇から「義経を平泉軍の先頭に立てて全国の源氏に決起を呼びかけよ」という文が届く。

悩んだ藤原秀衡は藤原基成に判断を任せた。

泰衡は戦いを避けて平泉の中立の立場をひたすら守りぬこうと決意する。

■DISC.2 第5回 『頼朝挙兵』 平泉では薫子と義経が恋仲になったころ、京では後白河法皇と平家の棟梁 平清盛との対立が深まる。

治承3年 (1179)、11月、ついに清盛は法皇を鳥羽へ幽閉した。

以仁王の令旨で源氏が決起したが、先陣を務めた源頼政が平家の大軍に敗れてしまう。

平家からの追討令が源頼朝に迫るのは必定となり、頼朝は 「退くも進むも地獄よ」と挙兵を決意。

これを知った義経は「兄を助けに出陣したい」と藤原秀衡に願い出るのだった。

第6回 『秀衝 動かず』 藤原秀衡は義経の出陣を許さなかった。

それでも義経は弁慶と秀衝が伴に付けてくれた二人の武者だけを連れて頼朝の陣ヘ馳せ参じた。

源頼朝と会った義経は感激して涙を流す。

しかし平泉の援軍を期待していた頼朝は「秀衡に侮られた」と激怒。

一方、平泉には平清盛から頼朝追討の要請が届く。

だが動こうとしない秀衡。

泰衡は自分の目で都の状況を見て奥州平泉のこれから道を探ろうとする。

第7回 『泰衝、京へ』 藤原泰衡は京で後白河法法皇と対面する。

そのとき平清盛が病死したとの報せが届く。

これを聞いて法皇や公家たちは大喜びする。

清盛の死は鎌倉や平泉にも伝わり、義経は仇の首が取れなくなったと悔しがる。

奥州では藤原秀衡がじっと世の動向を伺う一方、思い悩む泰衡は京から伊勢の西行の庵を訪ねる。

西行の助言に従い文化の力で奥州平泉を守ろうと考えるのであった。

第8回 『兄と妹』 藤原泰衡は京から鎌倉に赴き義経と再会する。

そして源頼朝が妹の薫子を側室に迎えようとしていると聞かされ驚く。

しかし薫子は縁談を激しく拒絶して河田次郎守継のもとに嫁ぐ。

そんなさなか藤原秀衡に、奥州を取り込もうと必死の平宗盛からは頼朝追討の要請が、内裏からは陸奥守任官の命が届く。

そのころ源頼朝は秀衡が陸奥守任官を受けたと知り、秀衡が敵対したと感じるのだった。

■DISC.3 第9回  『兄弟の宿命』 源頼朝の命を受けた義経は後白河法皇を幽閉した木會の源義仲を撃破。

一ノ谷では平家軍を打ち破る。

だが兄の頼朝は義経の活躍を認めない。

兄の対応に傷ついた義経は鎌倉に断りなく法皇から官位を受けてしまう。

兄弟の溝は深まっていく。

義経はつづく壇丿浦の合戦でも平家一門を滅亡に追い込む活躍を見せるが頼朝は鎌倉ヘの凱旋を拒否。

頼朝と義経にあった溝は決定的な亀裂となって兄弟を隔ててしまった。

そのころ平泉では義経の扱いをめぐって藤原泰衡と藤原国衡が対立。

ついには真剣勝負を始めてしまう。

第10回 『義経追討』 源頼朝は後白河法皇に義経追討の院宣を出させた。

文治元年(1185)11月、源義経はついに都を落ちた。

さらに頼朝は平泉を鎌倉の支配下に置くべく、朝廷への貢物は鎌倉を経由するように命じる。

藤原泰衡は、その命をのむように秀衡に進言。

藤原基成も泰衡の考えを推すが、藤原秀衡は鎌倉からの風当たりも弱くなるかと剃髪する。

行き場を失った義経一行は山伏姿で北を目指すのだった。

第11回 『約束の剣』 文治2年(1186)12月、義経一行の処遇をめぐって平泉の緊張が頂点に達する。

藤原国衡は義経を迎え一気に兵を挙げようと意気込む。

だが藤原泰衡は「義経を受け入れることができない」と伝えるため義経のもとへ赴く。

そのとき薫子の夫・河田次郎守継が現れ、義経を連れ去ってしまう。

同じころ藤原秀衡は「ふりかかる火の粉は払わねばならない」と決意。

義経を平泉の総大将に据えて鎌倉と戦う覚悟をする。

第12回 『基成の怒り』 藤原秀衡が義経を平泉に迎えた後も藤原泰衡は法皇との友好関係を維持しようと気を配る。

父の秀衡は義経や藤原国衡らと鎌倉攻めの準備を進めていた。

平泉の安泰と一族をの安全を守るため密かに源頼朝と内通していた者がいた。

藤原基成である。

基成による秀衡暗殺計画を察知した泰衡は秀衡のもとヘ急ぐ。

そのとき別の刺客が秀衡に襲い掛かった。

鎌倉の頼朝が送り込んだ刺客であった。

■DISC.4 第13回 『秀衝逝く』 藤原泰衡は刺客に襲われた父 秀衡を危機一髪のところで救い出した。

ところが秀衡は病の床についてしまう。

泰衡は刺客を裏で手引きした藤原基成を隠居に追い込む。

死期の迫った秀衡は泰衡と国衡の兄弟に「義経を大将として仕え三人で力を合わせて鎌倉の攻撃に備えよ」と遺言し、神前にて三人に誓約させる。

文治3年(1187)10月29日、藤原家を率いてきた秀衡が息を引き取った。

第14回 『泰衝の覚悟』 藤原泰衡は苦境を脱しようと自ら鎌倉に赴くが、逆に源頼朝は泰衡追討の宣旨を後白河法皇に要求する。

徹底的に奥州を攻撃することを決めた証だった。

平泉では藤原国衡と忠衡が義経を旗頭に頼朝と一戦を交える覚悟であった。

ある夜、忠衡は義経を守るため泰衡を襲うが返り討ちにあう。

泰衡は弟・忠衡の亡骸を前に、朝廷と鎌倉に「九郎殿は死んだ。

自害なされた」と伝えることを思いつく。

第15回 『楽土・平泉』(最終回) 藤原泰衡は、鎌倉と京に義経の死を知らせる使者を送る。

義経には「生きてくだされ」と諭して遠方へ逃した。

だが源頼朝を恐れる藤原基成がまたも立ちはだかる。

義経の死を真実と思い込んで自害してしまった薫子の夫・河田次郎守継の恨みを利用して、逃げる義経を襲撃したのである。

いよいよ追い詰められた義経一行。

主を庇って仁王立ちする弁慶は自らの体で敵の矢を受けとめた。

もはや義経の首など問題ではなくなった鎌倉の頼朝は泰衝追討の宣旨を朝廷に要求し続けた。

ついに頼朝は法皇の宣旨のないまま、平泉討伐に向け出陣する。

頼朝軍が平泉に人る直前、泰衡は平泉を戦火から守り抜くことを父の霊前に誓う。

妻子を逃がした泰衡はひとり北へ旅立って行った。

藤原氏を打ち破り平泉に入った頼朝は、荘厳で絢爛とした平泉の佇まいに目を見張るのであった・・・。

【出演】 渡辺 謙、村上弘明、古手川祐子、多岐川裕美、財前直見、鈴木京香、村田雄浩、佐藤浩市、林 隆三、渡瀬恒彦、西村 晃、里見浩太朗 ほか 【語り】 寺田 農 原作:高橋克彦 脚本:中島丈博 音楽:菅野由弘 ○1993〜1994年 放送 *DVD4枚組 *収録時間本編661分/カラー

  • 商品価格:19,800円
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hidetaka